千葉県在住の売主様のお孫様より資産整理による売却相談を受けました。
高齢の為、売主様が施設に入所されたタイミングでのご相談でした。
戸建賃貸、中古戸建売却、更地売却の３パターンご希望でしたので、それに合わせたご提案をさせて頂きました。
建物の老朽化が激しかった為、まずは耐震診断をお勧めしました。
足立区の耐震診断助成金を利用し、ほぼ売主様の持ち出しが無い状態で耐震診断を行いました。
耐震補強工事費用と解体工事費用を比較検討し、足立区の解体助成金を利用し、最終的に更地にした上でご売却を目指すこととなりました。
足立区役所を中心にライフライン等の調査を行いましたが、土地自体は気になる問題はありませんでした。
唯一、土地間口が記録上は2mになっていましたが、実際に実測したところ10cm程足りませんでした。
再建築出来る・出来ないで売却価格が大きく変わってくることから、解体よりも先に確定測量の実施を提案させて頂きました。
確定測量業務は、境界に隣接している方が７名、また足立区在住以外の方でなかなか連絡の着かないがおられ、かなりの時間を費やしましたが、 無事２mの間口を確保することが出来ました。
売出開始までは時間が掛かりましたが、確定測量作業と並行し、解体業者の選定・解体助成金の申請・売出価格の目線のすり合わせが出来ていた為、 売却開始から３ヶ月以内で売買契約・引渡まで無事終了することが出来ました。
売却以外の助成金情報の共有などがしっかり対応できたことが高評価に繋がったのではないかと思います。