千葉県にお住まいの方から、相続し、居住している中古戸建の売却相談をお受けしました。
お電話で相談を受けた段階から、中古戸建での売却も視野に入れていたので、建物の状態確認も含め、ご自宅での打ち合わせをさせて頂きました。
現地訪問の時点では、売主様はまだ当該物件に居住中だったのですが、老朽化の為か、玄関を入った瞬間に分かるくらい建物の傾きを感じました。
建物自体が危険を感じる状態であったのと、丁度大型の台風も相次いでいた為、傾きを直す工事費用の説明をした上で、まずは賃貸物件に引越することをすぐさまご提案させて頂きました。
次回ご訪問時には、市川市役所を中心にライフライン等の調査を行った際に気になる点が複数ありましたので、下記のことをご説明をさせて頂きました。
①間口が実測では2mに足りておらず再建築不可となってしまわないように、確定測量を実施した方がよいこと。
②上水道管が他人の敷地を通っていること。
③埋蔵文化財包蔵地に隣接するため、買主様が建物を建築する際には事前に市川市への申請が必要になること。
④北側・東側の擁壁に損傷の為、建物に傾きが出ている可能性があること。売却の際には価格に影響すること。
売出価格にご納得いただき、すぐに売却活動に入りました。
また同時並行で、賃貸物件の斡旋・引越し、残置物撤去業者の紹介、確定測量の為の測量士の紹介・実施、解体業者の斡旋・実施、滅失登記まで全てお手伝いをさせて頂きました。
幸いにも地元で戸建て建築を検討されている買主様が見つかり、希望に近い金額で売買契約・引渡を完了することが出来ました。