東京都在住の方で、大手不動産会社に売却を任せていて3年以上売れていない土地の売却相談を受けました。
物件情報が業者間にしか公開されておらず、また土地情報も少なく、写真も掲載されていなかった為、こちらで新たに現地調査を行うことから開始しました。
現地には雑草が生い茂り、樹木も多数あり、まさに荒地となっていました。
また、春日部市役所を中心にライフライン等の調査を行った際に気になる点が複数ありましたので、下記のことをご説明させて頂きました。
①住宅を建築する際に、前面道路に上水菅はあるが、敷地内に配管されておらず、引込が必要であること。
②住宅を建築する際に、前面道路に集中浄化槽はあるが、敷地内に配管されておらず、引込が必要であること。
③住宅を建築する際に、前面道路から都市ガスを引き込むか、プロパンガス・オール電化住宅の住宅になること。
④埋蔵文化財包蔵地内の為、買主様が建物を建築する際には事前に春日部市への申請が必要になること。
⑤市街化調整区域の為、買主様が限られてしまうこと。
⑥荒れ放題の状態では、現地内覧されたお客様の購買意欲が上がらないという懸念と近隣住民の方からのクレームをお聞きしているということ。
大手不動産会社から土地の説明を十分に受けていなかったことや、売却活動に積極的ではないことを知り、弊社で新たに売却をお任せ頂けることとなりました。
直ぐに売れる土地に仕上げるために、解体業者の選定・解体工事・確定測量・給水管設置工事を行いました。
工事完了後すぐに近隣の方から家庭菜園用地としての購入依頼を受けることが出来ました。
結果的に以前の不動産会社提示の売出価格よりも高値での契約となり、諸経費を差引いても当初より多くの売却益を残されました。